高速道路から絶景ロードに入れる山岳ワインディング
山形県は東北六県のうち日本海側に面している南北に長い形の県です。
高速道路も整備されていることから首都圏からも入りやすく、高速を下りてすぐに絶景山麓ツーリングに入れます。
山形県の観光地として代表的なのが、雄大な朝日連峰です。
朝日連峰は山形県のちょうど中央を縦に貫くように走っている山々で、新潟県との県境となっています。
主峰の大朝日岳を中心に、周辺には小朝日岳や出羽三山、飯豊連峰といったものがあり、それらはまとめて磐梯朝日国立公園の中に含まれているのです。
朝日連峰はハイキングルートとしても非常に人気が高く、大朝日岳（1870m）までのルートは大きく3つあります。
朝日連峰を抜けるツーリングルートも整備されており、通行をしていると周辺には多くのブナ林や清流・荒川を望めるでしょう。
途中には「白い森オートキャンプ場」という有名な川岸のテントサイトがあります。
こちらは水はけのよい砂利に設置をされており、近くには山菜やキノコをとることができる場所もあり、大自然の恵みを堪能できる場所として有名です。
すぐ近くにはキャンプ場を利用した人が割引料金で入れるヘルストン人工温泉施設もあるので、初めてキャンプをする人にもおすすめできます。
山形の歴史をめぐるツーリング
南北に広い山形県では、内部に複数の見どころがあります。
山岳の景色の他にも有名温泉地や歴史的寺院があり、目的によりルートを複数から選ぶことができます。
一度は訪れてもらいたいのが通称「御釜」と言われる火山口で、こちらは内陸部にある蔵王地域に向かう「蔵王エコーライン」でアクセスできます。
蔵王は宮城県と山形県の県境に位置していることから有名なスキー場でもある裏磐梯スカイバレーから、米沢方面に抜けることで広がる山岳の景色を見ながら走行を楽しめるでしょう。
関東方面からはまず福島方向から山形県に入り、宮城県方面へと抜ける蔵王一周ルートが定番ツーリングコーストなっており、途中にある観光地に立ち寄ることができます。
御釜は刈田岳の山頂駐車場からはいることができ、通行料380円で近くにまで行けます。
刈田岳は起伏の急な山岳なので慣れない人はちょっと大変かもしれませんが、とにかく絶景なのでツーリングの途中の散歩として訪れてみてもらいたいです。
米沢といえば有名な米沢藩のあった場所ということもあり、歴史を感じさせるスポットも数多くあります。
米沢城址や上杉神社などは歴史が好きな人なら見ておきたいところですし、他にも上杉家ゆかりの観光名所が数多くあるので、市内観光の場所には目移りしてしまうほどです。
米沢牛や米沢らーめんといった名産品もあるので、一緒に味わってみてください。