南北に広い海岸線を走行するツーリング
新潟県は全国第5位の面積を持つ南北に広い県です。
日本海にそって長い海岸線を持っていることが特長で、高速道路が整備されていることから関東方面から多くの人が訪れます。
新潟港から新日本海フェリーが出ていることから、関東方面から北海道に向かうときの経由地としてもよく使用されていますが、新潟県内にもたくさんの観光名所があるのです。
県内の道路環境もかなり整備されているので、長い海岸線を走行する縦断ツーリングもおすすめです。
最も新潟県らしい景色が見られる道路として、県道560号線が挙げられます。
こちらは通称「魚沼スカイライン」と言われており、新潟県魚沼市~十日町市までをつなぐ道です。
緩やかな山肌に作られたラインとなっており、高台から見下ろすと遠くまで田園が広がる景色が望めるという特長があります。
ただしこちらは住民向けの一般道ということもあって、途中に狭い道路や荒れた場所もありますので、通行状況をしっかり調べてから訪れた方がよいかもしれません。
魚沼スカイラインの途中にある、魚沼展望台という標高920mの場所にある展望台もおすすめのスポットです。
そちらに入ってみると、スキー場としても有名な塩沢石打や湯沢方面の眺望が見られます。
北上しながら新潟縦断をめざす
新潟県魚沼市は上越地域という県内南部に位置しています。
魚沼市からは北側の下越地域にまっすぐ抜けられる国道290号線が走っているので、そのまま新潟縦断ツーリングをすることも可能です。
国道290号線は通称「越後やまなみライン」と言われており、緩やかな起伏の少ない道を適度なワインディングをしながら向かっていくことができます。
一般道ですが道幅が十分にあり、交通量もそれなりなので楽しみながらツーリングをしていくことができるでしょう。
途中には山間部の景色が広がり、川沿いの道をのぞみながらの走行となります。
道路脇には有名な道の駅もあり、そちらで新潟県の名産品を購入することも可能です。
どこまでも続く海岸線の景色を見たいという場合には「越後七浦シーサイドライン」に入るのもおすすめです。
越後七浦シーサイドラインは長岡市寺泊から新潟市角田浜までの14kmのことで、海岸沿いを走る国道402号線でも特に景観が美しい場所として知られています。
このあたりの特長は海岸線が切り立った崖のようになっていることで、走行しているすぐ脇が海という非常に珍しい景観が広がります。
海岸線の絶景スポットとしては道の駅の「越後出雲崎」があり、こちらは海に向かって長く伸びる展望台が見どころです。
天候がよければ佐渡ヶ島を眺めることもでき、海産物の名産品も購入できます。