人気のビッグスクーターに乗るための免許
AT限定普通二輪免許では、400ccまでのスクータータイプのバイクに乗ることができるようになります。
ビッグスクーターブームは2000年くらいに起こり、現在ではやや落ち着いた感じがありますが、利便性を重視して多くの人が今も利用しているものです。
AT限定普通二輪免許の場合、教習では400ccクラスのビッグスクーターが使われています。
スクーターというと50ccや125ccの小型のものが主流ですが、ビッグスクーターでも同じようにギアチェンジの必要がなく簡単に乗れて運転し易いという特長があります。
スクータータイプのメリットは運転が簡単であるということの他、シートが広く姿勢が保ちやすいということも大きいです。
シート部分が開閉式になっていて中に荷物を積載できるようになっていたりするので、楽に長距離を移動するということもできやすいでしょう。
免許を取得する時は、一般的にはまずは自動車教習所に入学をして、そこで学科教習と技能教習の2つをそれぞれ受けます。
AT限定で取得をする場合、通常の普通二輪免許よりも技能教習の一部が免除となります。
当然教習車にもスクーターが使用され、最初からスクーターバイクの取扱を学んでいく流れです。
後から限定を解除することもできます
日常向けの125ccスクーターと異なり、250ccや400ccのバイクに乗ろうという人は長距離のツーリングを意識しているでしょう。
周りにバイクの免許を持っている人がいて、一緒にツーリングをしたいけれどもMT車の扱いが難しい、という時にも非常に便利です。
なお先にAT限定普通二輪免許を取得したという人も、あとから改めて教習所に通って限定解除をすることもできます。
限定解除はプラス数万円がかかるようになっているので、トータルではストレートにMT車の免許をとるより割高になりますが、あとからMT車にも興味がわいたという人は考えてみてもよいでしょう。
なお日本のバイクメーカーもビッグスクーターにはかなり力を入れており、デザイン性にすぐれた名車がここ数年でいくつも登場してきています。
ビッグスクーターの二大人気車種としては、ホンダの「シルバーウィング」とスズキの「スカイウェイブ」があります。
この2つは全国の自動車教習所でも人気を二分しており、いずれも走行しやすく安定性のあるバイクです。
とはいえスクータータイプのバイクも安定性を保つのはそうそう簡単ではありません。
上手に乗りこなすためには肘と膝をしっかりと閉めて、丁寧にバランスを取りながら走行することを心がけてください。
スクーターだからと甘く見ていると、補習時間が増えて結局MT車と変わらないというようなこともあります。