四国と中国地方をつなぐ玄関口
愛媛県は四国の北西部に位置しており、北側には瀬戸内海に浮かぶたくさんの離島があることが特長です。
広島県尾道市から愛媛県今治市の間にある離島をつなぐ橋である「しまなみ海道」はツーリングやドライブの名所としても非常に有名で、サイクリングロードとして多くの人が走行している様子を見ることができます。
愛媛県内にはたくさんの見どころがありますが、このしまなみ海道は一度は通ってみたい有名なスポットです。
途中の島には有名な名産品もあることから、ただ通行するのではなく、観光しながらゆっくり走ることをおすすめします。
ちなみにしまなみ海道には自転車用ルートと自動車用ルートの二種類があり、これらはかなり道のりが大きく異なるものです。
自動車道としてのしまなみ海道は正式名称を「西瀬戸自動車道」と言い、高速道路として扱われています。
自動車道と自転車道は海にかかっている高架部分は同じルートとなっていますが、島の陸上にある道路は自動車道と自転車道でかなり道筋が違っているのです。
ですのでバイクとともに自転車も趣味にしているなら、両方を走行してみるとまた違った魅力を発見できるのではないでしょうか。
宇和島市の段畑の景色を見ながらのツーリング
愛媛県ツーリングといえばしまなみ海道という印象もありますが、他にも県内にはいくつもの見どころがあります。
例えば県の西側の海岸沿いにある宇和島市は「段畑」という独特の棚畑が広がる景色のある地域で、宇和海に面しながら田畑の景色を見ながら走るという楽しみがあるでしょう。
この段畑は海沿いの丘陵に石垣を積み上げて作ったという人工の土地で、ほぼ1mくらいの距離で山頂まで積まれている石垣はだいたい江戸時代頃から明治~大正期までに完成したと言われます。
最も段畑が美しく見える場所が、宇和島市遊子水荷浦(ゆすみずがうら)という地域です。
もう一つ、県庁所在地である松山市のすぐ南にある伊予市もおすすめできます。
伊予市といえば愛媛のみかんでも有名なところです。
伊予市は長い海岸線のある海沿いの市で、美しい夕日が見える場所としてよく知られており「ゆうやけこやけライン」という道路もあります。
「ゆうやけこやけライン」は伊予市から大洲市をつなぐ国道378号線の一部のことで、JR灘駅の付近一帯です。
ゆうやけこやけラインがある双海町には、ふたみシーサイド公園と内部に道の駅があります。
こちらも名物品を扱っている有名な場所で、愛媛ならではのお土産を購入することも可能です。
中でも「夕焼けソフトクリーム」は、夕日の色と愛媛の名産品のみかんを組み合わせたオレンジ味となっており、ツーリング疲れにぴったりです。