龍蔵寺
栃木県は、早朝に出発すれば日帰りできるツーリングコースとしておすすめです。
普段見慣れている東京周辺の景色とは、一味違った美しさを堪能できるのが栃木県の魅力です。
栃木県にある数々の観光スポットの中でも特に人気の高い龍蔵寺は、800年の歴史を誇る由緒あるお寺で、徳川4代将軍家綱が日光にお参りする際に休憩所として使っていたと言われています。
境内にある樹齢100年の六尺藤は、市の天然記念物にも指定されています。
花の盛りの5月中旬ともなると、200平方メートルもの空間に枝を広げた六尺藤が花を咲かせ、その美しい姿は圧巻としか言いようがありません。
栃木方面にツーリングに行く予定を立てるなら、六尺藤の咲いている5月がおすすめです。
なお、六尺藤が植えられたのは江戸時代と言われています。
八幡ツツジ群落
龍蔵寺の六尺藤と共に栃木県で名高いのが、八幡ツツジ群落です。
花の写真を撮るのが趣味の人は、開花時にぜひ行ってみるといいでしょう。
八幡ツツジ群落は標高1100メートルの場所に位置しており、毎年5月になると約20万本あるレンゲツツジとヤマツツジが開花します。
散策コースが設置されており、コースの途中には展望台もありますので、少し歩いて足を伸ばすのもいいものです。
八幡ツツジ群落からバイクを6分ほど走らせると、那須温泉の秘湯と言われる大丸温泉に到着します。
大丸温泉は広い露天風呂になっており、風情のある景色を見ていると心が洗われるようです。
ここの温泉は保湿成分であるメタケイ酸を多く含んでおり、古来から「美人の湯」として定評があります。
美肌効果の他に疲労回復効果もあり、リュウマチや神経痛に効く他、飲泉すれば胃腸病にも効くと言われています。
いくつかある露天風呂はそれぞれに趣が異なり、違う景色を楽しむことができるようになっています。
尚仁沢湧水群
尚仁沢湧水群は、夏場の観光スポットとして人気があります。
冷たい水が湧き出る場所なので、都会の喧騒を逃れてほっと一息つくには理想的です。
高原山の中腹付近にあり、バイクは駐輪場に停めて遊歩道を歩いていくことになります。
駐輪場の付近はカーブが多い道が続いており、交通量は少ないのでバイク初心者でも落ち着いて走行することができます。
日帰りのツーリングで遊歩道を散策する時間が取れない人は、スタート地点にある水汲み場で湧き水を飲むルートがおすすめです。
湧き水は持ち帰ることも可能なので、容器を用意していくといいかもしれません。
栃木県内には、これまでに紹介してきた観光スポット以外にも、大谷石資料館や大芦渓谷、龍王峡などの興味深いスポットがたくさんあります。
喜連川温泉にある道の駅 きつれがわで休息を取るのも、悪くないアイディアではないでしょうか。